間取り作りのポイント

間取り作り ポイント 住宅の後悔とおすすめ

家づくりを始めた際に必ずといって悩むポイント、それが間取りです!!やりたいことから入るというのも非常に大切なのですがまずは自分のライフスタイルに真剣に向き合うところからスタートすることが大きな失敗を防ぐ大切な行動になります。

間取りは千差万別で自分では「これで完璧!」と思ってもいざ生活を始めると「こんなはずじゃなかった・・・」という後悔につながります。一旦落ち着いてハウスメーカーの営業や設計士、他の方の意見によく耳を傾けてみてください。

ここでは間取りを考える上で基本のポイントや考え方をご紹介します。間取りの後悔は後をたたず、一生の後悔につながります。基本さえ抑えていれば大きくな失敗を防ぐことにつながるでしょう!!

いろんな間取りを見ても迷走するだけ!?

たくさんの間取りを参考にすることは悪いことではありません。しかし間取りにおいて一般的に良いとされる間取りが自分に合うとも限りませんし家族状況も敷地状況も資産状況も異なります。ですので他の間取りを見ることは程々に良い部分だけを盗むような視点で情報収集を行なってみてください。

他とは一味違うという感覚に気をつけて

ご自身のお家ですから「自分に合った自分だけの家づくりをしよう!」という考えは間違いではないのですが一旦待ってください。家は普通が一番という言葉がありますが概ねその通りだと思います。その場の思い込みで良いと思った間取りもよくよく考えると失敗につながる可能性がありますので常に身内の方やハウスメーカーの人の意見に耳を傾け、すり合わせを重ねてみてください。

図面に不安を書いて営業、設計士に渡す

少しでも気になる部分があれば不安を図面に書いて目の前の営業、設計士に渡してみてください。相手方が気にかけますので是非やりましょう。

例えば「周りから見られないか不安、具体的な提案ないでしょうか?」など文字で書くと施主がどのような不安を持っているか一目瞭然で、わかりやすい情報共有につながります。

生活スタイルを紙に書きだす

まず生活スタイルを紙に書きましょう。必要な生活動線・家事動線を意識しながら日常生活を過ごす上で必要な家事をしている自分の姿を鮮明に思い浮かべましょう。

基本生活

  1. 起床(寝室)
  2. 着替える、持ち物準備(寝室)
  3. 朝食(LDK)
  4. 洗面所で身支度(洗面)
  5. 外出(玄関)
  6. 帰宅(玄関)
  7. 手洗い、うがい(洗面)
  8. 着替える(寝室)
  9. 夕食(LDK)
  10. お風呂(脱衣室・浴室)
  11. 就寝(寝室)

家事・育児・仕事

  • 料理、洗い物(キッチン周りの収納はどの程度必要か、お皿、家電、食品など)
  • ゴミ出し(LDKのゴミ箱はどこに置くか)
  • 育児、ペットの世話(ペットのケージやベビーカー、おもちゃなどをおいておく場所をどうするか)
  • 洗濯:洗う→干す→たたむ→しまう(室内干しか外干しか、乾燥機を採用するかどうか、ファミリークローゼットは必要かどうか)
  • ストック品の補充(洗剤、トイレットペーパー、ティッシュなどはどこにしまうか)
  • 掃除(掃除用具はどこにしまうか、ロボット掃除機を使用するかどうかなど)
  • 在宅勤務(ワークスペースが必要かどうか、独立させるかLDKの一角に設けるか)
  • 勉強(子供の勉強をLDKでさせることもあるのかどうか)

生活スタイルを把握することでどのような部屋が必要か、どんな生活動線が発生するか、どんな家事が発生するか、どんな家事動線が発生するかを視覚化できます。間取りを検討する上で重要なことですのでぜひ一度真剣に考えてみましょう!

間取りを作る順番と押さえておくべきポイント

ここから具体的な間取りの作成において大切な考え方を順番に追って行きましょう。一つずつ順を追っていくことで間取り作成の初心者でも大事なポイントを抑えられるようになります。

①敷地を読む

間取り作りの始めで大切なことは敷地と周辺状況の理解です。間取りが完璧でも敷地要因で大きな失敗につながるケースが本当に多いです。間取りに関して経験豊富な設計士でも敷地や周辺状況に関しては見落とすことがありますので施主としても基本的な知識は身につけておきましょう。

日当たりを検討

自宅で最も長い時間を過ごすリビングを中心に日当たりが良いかを検討してください。基本的には南からの採光を取りましょう。南に向けて庇ありの大開口がベストです。南道路なら大きい建物がない限りクリアするでしょう。

その他南以外の道路面に敷地が面していて、南面に近接して建物が建てられている場合は吹き抜けや高天井を検討してください。ハウスメーカーや工務店にもよりますが日照シミュレーションを行なってもらえると分かりやすく、時間によっての日の当たり方がわかるでしょう。

視線を検討

くつろぎのリビングが周りの家や道路からいつでもみられる家、絶対に嫌ですよね。まずは隣家の家の窓を図面に落とし込んでもらい窓の被りがないか、視線が入ってこないかどうかを検討しましょう。

目隠しフェンスで横からの視線には対応できますし、上部からの視線に対しては庇で対応できます。

吹き抜けになるとかなり大きな窓を設けているケースもあるかと思います。その場合は視線はよく抜け開放感がある反面、覗かれやすくはなってしまいます。隣家の窓がないかを確認し、もし覗かれそうならすりガラスにしたり窓位置、大きさを調整しましょう。失敗すると開かずのロールスクリーンが設置されるだけとなる可能性があります。

車、駐輪スペースを確保

車と駐輪スペースの確保も大事です。車において最低幅2.5mは駐車に必要ですが正直2.5mは狭いと感じる人が多いでしょう。可能であれば2.7mほど見ておくと安心です。奥行きに関しても普通車で約5m、軽自動車でも3.5mほどは見ておきましょう。駐車のしにくさは前面道路との関係が大きく関わってきます。計画敷地だけでなく前面道路の幅や形状も考慮してください。

駐輪スペースは1台60cm×2mほどが目安です。自転車は駐輪のしやすさ出しやすさもよく考えて場所を決めましょう。敷地に余裕がない場合、建物と敷地境界の隙間に入れ込み建物側で庇をつけてあげると敷地を有効活用できるでしょう。

窓から見えるものやお隣の換気扇に注意

リビングの窓から外を覗いた時にお隣の配管などが見えると少し台無しに感じてしまうこともあるかと思います。おそらく気になるのは最初だけでだんだん慣れていくとは思いますが最初で気づけていれば対策できる可能性もあるので覚えておいてください。

またお隣の換気扇位置も気にしておけるとベストです。隣家の換気扇に向けて窓をとってしまうとお隣の汚い空気が入ってきてしまう可能性があります

②大まかに部屋をゾーニングする

必要になる部屋をピックアップして大まかに配置します。

必要な部屋を書き出す

  • リビング
  • ダイニング
  • キッチン
  • 玄関(シューズクローク)
  • 脱衣室・UB
  • 洗面
  • トイレ
  • 主寝室(将来夫婦で別々の部屋にするかどうか)
  • 子供部屋(何室必要か)
  • 階段
  • (ファミリークロゼット)
  • (書斎・ワークスペース)
  • (和室・ゲストルーム)
  • (趣味部屋)
  • (ベランダ)

二世帯であったりインナーガレージやグランドピアノをおくなどもあればそのための部屋を書き出しましょう

部屋を配置していく

LDKを中心に

部屋の配置はLDKを中心に考えてください。基本は南面に間口広く取ると明るく開放的なLDKになります。南道路の場合LDKを南面に幅広くとって玄関は正面からではなく側面に取るというのも良い間取りだと考えます。

家事動線を頭の中でシミュレーション

家事動線、とりわけ洗濯動線を気にかけてください1階完結を基本として洗う→干す→たたむ→しまうがワンフロアで可能な間取りが理想でしょう。(1Fファミリークロゼットはやっぱり便利だと思います)

収納計画

収納はできるだけ各部屋に計画できると良いです。収納がなくて困るのは主にリビング・ダイニング・キッチン・洗面、脱衣室・玄関です。現在の住まいで収納しているものを今一度把握し直して収納を散りばめましょう。ルーターやお掃除ロボット、冷凍庫などの収納位置も後からだと困ってしまうので最初に決めておくと良いです。収納するものを予めリスト化しどの部屋においておくかを検討していれば収納の量は自ずと決まってきます

プライバシーと音問題に配慮

寝室やトイレをLDKに隣接させると音問題が発生するので控えましょう。最低限、廊下や収納を挟んでプライバシー確保を図ってください。

リビング階段と廊下階段どっち?

家づくりの重大な根幹を担うこの問題は家づくりの永遠の課題といっても差し支えないでしょう。両方に良いところと悪いところがありますので自分の生活スタイルと相談し、合う方を選択しましょう

無難な廊下階段

  • プライベート(LDK以外)とパブリック(LDK)を完全に分けて特にプライベートに配慮した間取
  • 子供の帰りがわからない場合がある
  • 廊下空間や階段空間に空調が効かない

家族とつながるリビング階段

  • LDKが中心な為コミュニケーションがとりやすい
  • 吹き抜けリビング階段にすると開放感抜群
  • 断熱性能によっては空調が効きにくい(扉をつける工夫も検討しましょう)
  • 子供が部屋に行く際にリビングを通る
  • リビング階段に扉を付けない場合は音が上階に伝わりやすい
  • 床面積を抑えやすい
将来を見据えた間取りにする

お子さんは成長するにつれて自分の部屋にいることが長くなっていくことでしょうし、さらに大人になれば家を出ていってしまうこともありますよね。バランスを見ながら子供部屋の広さを考えましょう。子供部屋に求められるのは寝るスペースと椅子に座ってデスクに向き合える環境その他最低限の収納となります。

また将来的に職場勤務が在宅勤務に切り替わる可能性も考えられます。そうなった場合専用のワークルームがあった方が便利です。先のことはわかりませんが広めの収納部屋を作っておき、趣味部屋やワークスペースなど多機能に使用できる部屋を作成しておくのも良いでしょう。

③予算を決めて建てられる坪数を決める(減額調整)

必要な部屋の種類と部屋の大まかな配置を決め間取りが煮詰まってきたら今度は坪数の確認です。ほとんどは予算が合わずお家を小さくする必要性に迫られるかと思います。

優先順位をつけて削れるものは削って行きましょう。

  • なるべく廊下を少なく(リビング階段にすると面積は削りやすいです)
  • 主寝室や子供部屋を小さくする
  • サイドダイニングを諦める
  • 思い切って”リビングダイニング”にする(一気に削れるはずです)

逆に収納を削るのは可能な限りやめたほうが賢明でしょう。収納を削って広いリビングを計画したとしても収納がない場合、そこかしこに収納家具を置くことになってしまい結局狭く感じることになってしまいます。収納をしっかりと確保してソファなどの必要最低限の家具をおくスペースを確保できれば十分に広さを感じられるLDKとなります。

洗面と脱衣室が分かれている場合、優先すべきは脱衣室の広さです。洗面所の洗面台は幅900のもので必要最低限となります。洗面1つで不安な場合は2階のトイレの近くに身だしなみを整えることができるセカンド洗面を計画しても良いでしょう。

また気をつけておいて欲しいのがオプション金額です。家を作る場合、坪単価だけでなくオプション金額というものがどんどん膨れ上がってきます。坪単価とオプション金額の両方を検討しながら間取り・家の大きさを決めていってください。

④こだわりポイントに力を入れる

家を建てるときにはやっぱりこだわりたい部分はありますよね。「どうしても!」のこだわりは優先順位を上げて力を入れましょう!

こだわりポイント

  • 自然由来の素材
  • ホテルライク、ジャパンディなどのインテリアスタイル
  • 家事楽動線にこだわった回遊動線、ファミリークローゼット、ランドリールーム
  • 吹き抜けリビング階段、高天井リビング
  • 中庭、デッキ
  • インナーガレージ
  • 外観
  • リビングつながりの土間空間、軒下空間
  • リビングを見渡すことができるアイランドキッチン
  • スキップフロア
  • ホームシアター

こだわりポイントも間取りを作成する上で非常に大切です。どれもこれも取り入れることは予算的に難しいことが多いため「これだけは」を軸にこだわりを日常生活と融合させる工夫ができると暮らしやすさだけでなく日々の暮らしが楽しく、豊かになることでしょう!!

まとめ

間取り作りはポイントを押さえてさえいれば大きく失敗することはありません。一番大切なことは家族の生活スタイルを思い描いて正確に把握することにあります。

その他にこだわりポイントが1つだけでも入ったお家というのは”魅力的なお家”となるケースが多いように思えます。どこか1箇所・1要素でも構いませんのでこだわり抜くポイントというものを設定しておけばそれがお家のコンセプトとなり方向性になっていきますので間取り作成を考える上での道標となってくれることでしょう!!!

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